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トラン・アン・ユン監督&松山ケンイチ主演『ノルウェイの森』がヴェネチアで世界初公開
ノルウェイの森
12月11日(土)日本公開予定の映画『ノルウェイの森』が、9月1日より開催された第67回ヴェネチア国際映画祭・コンペティション部門に正式出品され、トラン・アン・ユン監督、出演の松山ケンイチ、菊地凜子、水原希子、小川真司プロデューサーがヴェネチアに上陸。公式記者会見&公式上映に出席した。

1987年に刊行され、国内発行総累計部数は1000万部を突破。36か国の言語に翻訳され、今なお世界中の読者を魅了している村上春樹の小説「ノルウェイの森」。この世界的ベストセラーを、『青いパパイヤの香り』『シクロ』のトラン・アン・ユン監督がメガホンをとり映画化。松山ケンイチを主演に迎え、主人公のワタナベの喪失と再生を描いていく。
ヨーロッパ入りは初めてという松山は、公式上映前のインタビューで、「日本そして海外の多くの取材を受けていますが、この作品が認められているのを感じています。「ノルウェイの森」は日本を代表する小説。この国際映画祭には、日本を代表する気持ちで臨んでいます。今回は観光のことは考えず、ぜひ賞を獲りたい」と意気込みを語った。

(C) Kazuko Wakayama第52回ヴェネチア国際映画祭では『シクロ』で金獅子賞(グランプリ)を獲得したトラン・アン・ユン監督もまた、「観光ではなく賞を獲りに来ました。過去にグランプリを取っていますが、過去は過去。今回は、キャストが素晴らしい仕事をしていますので、男優賞、女優賞など、演技に関する賞が取れたら、とても嬉しいです」と、抱負を語るとともに、キャストへも賛辞を贈った。
そして現地時間21:30過ぎ。キャスト・監督は、大勢の一般客と多数のマスコミ陣に囲まれたレッドカーペットを通り、公式上映の会場であるSALA GRANDEに入場。1,016席のシートもほぼ満席の状態で、松山たちはスタンディングオベーションで迎えられた。上映中は食い入るように見る雰囲気の中、ワタナベ(松山)と緑(水原)の会話のシーンでは、くすくす笑いがおこることも。エンドロールでビートルズの「ノルウェーの森」が流れると、再度スタンディングオベーションが沸き起こり、数分間拍手が鳴りやまない中、松山と監督ががっちりと握手する光景も見られた。
この拍手を受けて松山は、「大成功と感じました。すごく嬉しいし、これから海外でも配給されることを思うと、たくさんの方に見ていただけるだろうなと確信できました。最高な一日になりました」と、大きな手応えを感じている様子だった。
上映後、観客からは、「映像がすごくきれいでよかった。話は重かったが、脚本が気に入った」(20代女性)、「日本の男女の関係はわからない所もあるが、非常に入り込めた」(30代女性)「シニカルなラブストーリーで楽しかった。映像美も含めて入り込めた」(30代男性)など、おおむね評判もよく、特に映像表現の評価が高かった。
2010年9月3日
- 『ノルウェイの森』
- 2010年12月11日(土)全国東宝系ロードショー
- 公式サイト:http://www.norway-mori.com/
- (C) 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン
